CEATEC2013に行ってきた
CEATECに行ってきたのでメモ。
今回は全体的に、バーチャルリアリティ、拡張現実が印象に残った。
エアリアルイメージングプレート(アスカネット)
ネットでも話題になってる、映像を空中で結像させて表示する技術。
センサーと組み合わせることで、空中に仮想的なタッチパネルのようなものを作り出していた。
所定の位置に立たないと見えないのは3Dテレビと似ているが、目の錯覚を利用しているわけではないので片目でも見れるという違いがあるんだとか。
個人的には片目のほうが見やすかったけど、慣れもあるんだろうか。
当然といえば当然だけど、操作感はタッチパネルより悪い。
センサーの認識精度をどこまで高められるかが実用化の鍵になるかもしれない。
SFのようで一般受けのいい技術だから人気があった。
だけど、コンセプトとしては「飲食店や医療関係で手の汚れた状態でも操作できるデバイスが欲しい」という要求に対応したものらしい。
こういう需要は多いから、今後どのくらい普及していくのか楽しみ。
ATMのセキュリティ(覗き込んでも見れない)という展示もあったけど、あれは少なくとも現在のATMの仕様だと厳しいと思う。
まず画面が毎回固定なので、モーションから暗証番号を推測できるのが一つ。
そしてもう一つは、正面以外から覗き込んだら本来結像する位置から少し離れた場所に画面が見えてしまうこと。
この手のデバイスでは正しく操作できたときに画面上へフィードバックが必須になるので、普通のUIデザインだとどの番号を押したかまで見えてしまうことになる。
ちょっとやそっとの工夫でどうにかなるものか、ちょっと気になった。
インテリジェントグラス(NTTドコモ)
こちらも仮想現実。かなりの人気だった。
なんでもインターフェイス
ノートなどの平面状のものを仮想的なタッチパネルにして、表示したり操作したりできる。グラスだけでなく、指輪状のもの(おそらく加速度センサー)をつける必要がある。
ディスプレイは平面状の物体の色を認識しておいて、その色の部分に画像を投影していた。
タッチ操作は指輪の加速度センサーを使って認識しているので、ある程度勢いがないとタッチ操作を認識しなかった。
見るだけインフォ
過去にあったことのある人の顔を認識したら、その人の名前や一言メモなどを表示してくれる。
相手の名前を覚えるのが大変な営業の人とかには嬉しいだろうけど、インテリジェントグラスを装着しているのが当たり前な時代はいつ来るんだろうか。
iOS/Android関係(サンワサプライなど)
思ったよりも、iOS/Android連携を前面に押し出した展示が少なかった気がする。それだけ当たり前のものになってちょっと落ち着いた、ということかもしれない。
Android端末用のNFCシールとか、複数のタブレット収納・充電ケースなどが展示されていた。
その他
その他にぱっと見たものの一行メモ
- 4Kテレビ/タブレット、8Kテレビ(パナソニック、東芝、シャープ、三菱電機、NHK)
- 見えない/巻ける/熱に強い/伸びない/割れない/縮むガラス(日本電気硝子)
- 自動運転技術デモ(日産)
- バーチャルヒューマノイド(異次元)