printf(str)のstrにユーザ入力値を指定してはいけない

昔の自分に心当たりがあったのでメモ。
Wikipedia:書式文字列攻撃

脆弱性の例

C言語で文字列strを表示したいとき、うっかり

printf(str);
と書きそうになるが、
printf("%s", str);
と書かなければいけない。

前者はstrに%xなどの書式トークンを含めると、メモリの内容を不正に読み出し・書き込みができてしまうため、セキュリティの脆弱性になる。

対策

前述した通り、書式文字列に文字列変数を指定しないようにする。
実際には「ユーザがstrの内容をどの程度コントロールできるか」にもよるのだが、あえてリスクを犯す必要はないので。

また、-Wallなどのコンパイラオプションを使う。
大抵のコンパイラは警告を出してくれるそうなので、素直に従って修正すればよい。

所感

セキュリティについて意識するようになった頃は、既にC言語を書く頻度が減ってたから意識したことがなかった。
初心者の頃は「あれ?どっち書いても同じかな?」と思ったりもするけど、全然違うので気をつけましょう。

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