Oculus Questを買ったら、運動不足解消にもなっていい感じ
最近、すっかりコロナ日和が続いています。
そんな中、Oculus Questを買ってみたら楽しいし運動不足にもなって最高でした。
Oculusを買おうと思ったきっかけ
大きく以下の3つです。
- 新型コロナで外出できないので、何か家でやりたい
- VRへの興味。体験したことはあるが、家でできたら面白そう
- 久々になにかゲームがやりたい
Oculus Questを選んだ理由
Oculus Questの128GBモデルを購入しました。
VRが事情はあまり追っていなかったので色々と調べた結果、以下のような点からOculus Questを選びました。
PSVRやSteamVR、WindowsMRではなく、Oculusを選んだ理由
PSVRは外部センサーが必要となり、設置が大変になりそう1なのでやめました。
またPS4が必要になるとのことで、購入するものや設置するものが増えるというのも、諦めた理由の一つです。
SteamVRは、Oculus Rift Sがあれば遊べる2ことが分かりました。
もしSteamVRのみ対応した機器を購入後にOculusのアプリをプレイしたくなったら絶対に後悔するので、広いアプリをカバーできる機種を購入しようと思いました。
WindowsMRについてはあまり流行っていなさそうだったので、選択肢から外しました。
他にもDaydreamやGear VRなどスマホのVRもありますが、ゲームをプレイするためにはコントローラが必要になるため、これも選択肢から外しました。
あとはHTCのVIVEシリーズですが、ハイエンド向けで、プラットフォームはVIVEPORTとSteamの2つをサポートしている3ことが分かりました。
PCや本体購入にそれなりのお金がかかりそうだったこと、VIVEPORTはあまり聞き馴染みがないことを考慮し、見送りました。
Oculus Rift Sではなく、Oculus Questを選んだ理由
最初はOculus Rift Sにしようと思い、併せてPCやグラボを購入すべきかどうか悩んでいました。
というのも、Oculus Questの方がOculus Rift Sよりも解像度は上だが、実際には処理能力の問題でOculus Rift Sの方が綺麗な映像が楽しめるらしいからです。
しかし調べているうちに、今ではOculus QuestもOculus Linkを使うことで、Oculus Rift SなどのPC向けのVRコンテンツもプレイできることが分かりました。
したがってOculus Questはケーブルレス・PCレスでエントリーモデルや携帯用として使えるし、ハイスペックなPCを用意すればOculus Rift Sのゲームもプレイできるということから、Oculus Rift Sを買う理由が完全になくなりました。
なお、Oculus Goは最初から選択肢にはありませんでした。
元々VRでゲームをプレイしようと思っていたので、コントローラは必要だと考えました。
Oculus Questの64GBではなく、128GBを選んだ理由
ここにはあまり深い理由はありません。
64GBでも問題なさそうでしたし、初めてなのでむしろ安いモデルにしたほうが良いと思っていました。
しかし64GBモデルはAmazonの入荷予定が5月1日だったことと、後で容量に悩んだら嫌だし4…1万円ちょっとの差額ならまぁいいか、と思って128GBに決めました。
Oculusを実際に体験して分かったこと
Beat Saberが楽しく、いい運動にもなる
Beat Saberとは、DDRなどの音ゲーをVRにするとこうなるのか…という感じのゲームです。
Oculus Questにはデモ版がプリインストールされており、遊んでみたらいい感じだったので、製品版も購入してしまいました。
とてもシンプルなリズムゲーですが、音楽に合わせるのは楽しく、何曲かプレイしていると汗もかいたりします。
いい運動どころか筋肉痛になりましたが、最近のコロナで運動不足気味の自分にとってはちょうどいいように感じました。
調べてみるとFacebook社は開発元を買収したようで、相当な人気を窺い知ることができます。 他のプラットフォームへの移植なども行っており、Beat SaberはVRのキラーコンテンツの一つになっているようです。
トラッキング性能は非常に高く、快適
モーションのトラッキングは非常に優れているようで、快適にプレイすることができました。
最近の技術では外部のデバイスを特に設置しなくても、モーションのトラッキングが実現できてしまうのか…と感動しました。
数年前に体験したことのあるHTC VIVEは外部のセンサーが必要で、精度も若干気になったので、VR技術の大きな進歩を感じました。
もちろん、HTC VIVEも現在は相応に進化しているはずですけどね。
どの作品もちょっと気軽に試して、気に入らなければ返金リクエストができる
Steamのように、コンテンツについてはなかなか柔軟に返金リクエストができるようです。
大まかには、購入から14日以内、プレイ時間2時間以内であれば理由を問わず返金可能であるということ。
これは言い換えれば、全ての作品が体験版であるということでもあり、購入のハードルが下がっていて良いと感じました。
せっかく購入したゲームがVR酔いで楽しめないという可能性もありますが、返金できるのであれば安心して購入できます。
乗り物酔いと、VR酔いは別物
どうやら自分はVR酔いをする体質(?)なようです。
今まで何度かVRを体験したことはありますが、そのときには酔わなかったので大丈夫なのかなーと思っていました。
しかし「ソード・オブ・ガルガンチュア」をプレイしてみた所、15分くらいで毎回気分が悪くなってきます。
私は乗り物酔いをしたことがありませんが、VR酔いは乗り物とは原理が違うのかもしれません。
VR酔いにはコンテンツの作りで軽減できる部分もあるようで、画面にエフェクトを出すと酔いにくくなるようです。
「ソード・オブ・ガルガンチュア」もこのエフェクトを出せるようですが、Oculus Questでは不具合により対応できていないようです。5
2メートル四方ではスペースが足りないと感じることも
2メートル四方のスペースが目安とされていたのを見ましたが、これだとちょっと狭いように感じることがありました。
設定したスペースを超える前に警告が表示されるようにはなっているものの、ゲームに必死になるとその警告すら目に入りづらくなるし、手を振った勢いでそのまま物にぶつかってしまうこともありそうです。
私はぎりぎり2メートル四方のスペースを確保して遊んでいますが、「もうちょっと部屋のスペースがあったらなぁ」と思うことがあります。
6畳くらいの部屋ではかなり厳しいと思うので、都内に住んでいる方は自宅だと遊ぶのが難しい人もいるかもしれません。
そういう人は思い切って遊ぶときには区民集会所などを借りるなど、遊べるスペースを確保することになりそうです。
そこそこ重く、頬が痛くなるときも
最初にOculus Questを装着したときは、デバイスの重さによって頬に軽い痛みを感じることがありました。
次第に気にならなくなったので、慣れや体の調子もあるのかもしれませんが、そういった点が気になりやすい方は購入前に注意したほうがよさそうです。
所感
というわけで、Oculus Questを買ってみたのですが最高でした。
これが5〜6万円で自宅で体験できるようになったと考えると、すごい世の中だなぁと思います。
VRによってゲームとスポーツの境界がなくなりつつあることも感じましたし、ゲームや映像コンテンツにおける表現の幅が大きく広がったような気がします。
そう考えると、10年以上前にWiiで体を動かすゲーム出していた任天堂には、遊びを追求する凄さを改めて感させられました。
技術書典が新型コロナの影響で応援祭になってしまいましたが、将来的にはVRで技術書典のようなイベントを開催するような未来も感じられるように思いました。
いずれにせよこれからもコンテンツが増えていき、いろんな楽しみ方ができることに期待します。
-
https://www.moguravr.com/vive-cosmos-latest-information-2/ ↩︎
-
Oculusではセーブデータのバックアップなどは取れないようで、アプリを削除するとセーブデータも消えるらしい ↩︎
-
https://twitter.com/GargantuaVR_JP/status/1235741685285445633 ↩︎