自分はなぜチームで仕事をしたいと考えているのか?
最近、一人での作業が増えたことで、自分がチームで働く意味について改めて考える機会があった。
そこで、現時点での思いをまとめてみたいと思う。
これは突き詰めると、「自分はどんなチームで働きたいのか」という問いにもつながるかもしれない。
苦楽を共にする仲間がいると、頑張れるから
ポジティブな体験もネガティブな体験も、分かち合えるメンバーがほしい。
例えば重要なドキュメントがなかったり、思いがけないバグに遭遇して大変な目に遭ったりすることもある。
そんなとき、一人だと「自分がやらかしたわけでもないのに、なぜこんなことをしているのだろう」という虚しい気持ちになることがある。
同じ状況に直面しても、共に苦しみながらも協力できる仲間がいると、それだけで非常に心強いし、心が折れずに済む。
厄介なバグを突き止めて直したり、重要なドキュメントを作れば、メンバーに喜んでもらえる。
作ったドキュメントを使ってもらえることは、開発したアプリがきちんと使われるときと同じくらいの嬉しさを感じられる。
一緒に頑張れる仲間がいることが、自分にとって重要なのだろう。
チームへの貢献を通じて、自分の存在意義を実感できるから
チームで仕事をすると自己効力感を得やすく、自分の存在意義も認識しやすい。
チームメンバーにはみんな得意・不得意があり、何かしらスキルや特性の偏り・ばらつきがある。
しかしそれによって比較優位が生まれ、自分が注力する領域が定まる。
そしてチームへ貢献できると同時に、一人で進めるよりも大きな成果が得られるようになる。
自分が不得意だと感じている領域であっても、他のメンバーより相対的に得意な領域であれば、それはチームへの貢献になる。
自分が必要とされていること、そして仕事で成果を残していくことが、自分にとって大切なのだろう。
チームでの協働を通じて、学びの機会が得られるから
チームで仕事をしているときには、自然と発見や学びの機会にも恵まれる。
一人で仕事をしていると作業時間は多く取れるかもしれないが、平凡な一日で終わってしまうことが多い。
チームで仕事をしていると他人の意見から刺激を得たり、考え方を取り入れたりする機会が多い。
またチームメンバーに対して自分の意見を言語化するうちに考えが整理され、理解が深まり、洗練されていく。
学びを得ることや知の体系化は自分の人生において大きなテーマなのかもしれない。